リーダーとは、周りの人を元気にする人

佐々木常夫さんの「働く君に送る25の言葉」という著書が大好きだ。
 
初めて読んだのは結構前。以来、何度か読んだ。
 
その中で、僕が好きな箇所の1つは、佐々木さんのリーダー論。いくつかのセンテンスを同書から引用させていただく。
 
「お会いして、すぐに心をつかまれました。人から好かれる人間性をもつ、極めて魅力的な方だったのです。彼女がいるだけで、その場の空気が和やかになるようでした。その生来の明るさが、多くの人を魅了したのは間違いありません。」
 
「彼女が小布施について語るときの真剣なまなざし。その言葉に込められた深い説得力。私は彼女と話しながら、いかに彼女が小布施を愛しているかを実感しました。そして、小布施に貢献したいと本気で考えていることがひしひしと伝わってきました。」
 
「そんなセーラさんのパッションあふれる姿に、周りの人たちは感動し、力になりたいと思ったのはではないでしょうか?
 
「私は、このような人こそ、「真のリーダー」なのだと思います。その人の存在そのものが、周りの人たちを元気にする。その人がいるだけで、周りの人にも自然とやる気が湧いてくる。そして、「また、この人と一緒に仕事がしたい」と思える。そんな人こそが、リーダーなのです。」
 
「君は、職場でリーダーシップを発揮できていますか?「いい仕事がしたい」「いい職場にしたい」と本気で思っていますか?」
 
「周りの人たちのやる気をかきたてる存在になれていますか?」
 
「少しだけ、自問してほしい。自分はリーダーたりえているか、と。」
 
ここで語られているリーダー像は、周りをぐいぐい引っ張っていくリーダーシップとは異なる。
あることについて情熱に溢れ、真剣に向き合っており、その情熱が周りの人びとに伝染し、周りの人を元気にする、周りの人は、この人と一緒にいると楽しい、自然とやる気が出てくると思うようになる・・・そんな人物像である。
 
このリーダー像は、立場にかかわらず大切な要素を含んでいる。リーダーたりえるのは、上司だけではない。
 
きっと佐々木さんも「リーダー」なんだろうと思う。率直に、こういう「リーダー」に憧れる。
 
 

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