美味しいウニと緑豊かな海の復活に向けて (サイエンスZERO)

サイエンス

磯焼け」という現象が問題になっているそうですね!

コンブやワカメなどの海藻が海岸から失くなってしまうという現象です。

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日本の海岸の各所で確認されているそうです。「海の砂漠化」というイメージでしょううか。

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磯焼け (地方独立行政法人北海道立総合研究機構 水産研究本部 中央水産試験場ウェブサイトより引用)https://www.hro.or.jp/list/fisheries/research/central/section/zoushoku/j12s220000000nea.html

海藻がなくなるということは、ウニにとっては、食事がなくなってしまうことを意味します。そのため、栄養が足りず、中身がスカスカのウニが増えています。

お腹が空いたウニは少ない海藻を最後まで食べつくしてしまいます。そうすると、海の砂漠化が一層進んでしまうわけですね。

しかし、自然のエコシステムは本当に複雑で豊かです。海藻がなくなることによって、それを食事にしたり、家にしたりする魚たちも生きていけなくなるでしょう。光合成により酸素を作り出す海藻がなくなると、他の影響もありそうです。昔のように、実入りのよいウニが食べたいという人間の欲もあります。

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そこで、「磯焼け」を、元の海藻が豊かな場所に戻すにはどうすればいいのか?必要な対策の1つは、いったんウニを減らすこと。そうしないと、どれだけ海藻がまた育とうと頑張っても、小さいときにウニが食べつくしてしまいます。

では、どうやってウニを減らすか?ウニを獲ればよいのです。しかし誰もやらない。コストがかかるし、そこで捕まえたウニは中身がスカスカで売れないからです。ボランティアに期待するのは、実際には難しい。だから、放っておいても、人間が「ウニを取りたい!」と思える仕組みづくりが必要です。

そこで、サイエンスZEROで紹介されていたのは、やせ細ったウニを捕まえてから、ウニに陸のものを食べさせ、ウニを元気にさせるという方法。元気になったウニは、実入りがよく、高く売れます。高く売れるならば、ウニを取りたい!と思う人も増えてくるでしょう。

では、ウニに何を食べさせるのか?。番組によれば、「クローバー」が極めて有効だそうです。タンパク質が多く、また海水の中でも2週間程度生きることができ、何より、日本中で手に入るというコストメリットもあります。

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クローバーを食べさせて元気になったウニを食べられるならば、ウニファン我々にとってもとても嬉しい。痩せたウニを獲ろうとする人間も出てくるでしょう。いったんウニが少なくなれば、その間に、ワカメやコンブも育つことができる。そうして、海の砂漠は緑地化され、また美しい海が帰ってくる。

ワクワクしますね!

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