郷中教育は理想の教育だと思う 〜人に教えることによる成長〜

歴史・文化

西郷さんの育ったところ(下加治屋町)では、維新の時代に驚くばかりの人材を輩出しました。これを、司馬遼太郎さんは、

「いわば、明治維新から日露戦争までを、一丁内でやったようなものである」

と表現したそうです。周辺からも、数多くの人材が出ました。

たまたまという訳もなく、教育が素晴らしかったのでしょう。

ここでの教育は「郷中教育」と呼ばれます。6歳以上の藩士の子弟たちが集まって学問や武術の鍛錬をします。元服の前と後で「稚児」と「二才」に別れ、25歳くらいになると卒業するそうです。

午前6時頃、稚児は二才の家に行って四書五経を教わり、午前8時頃からは武道の修練をして体を鍛えたそうです。

郷中教育が現代教育と一番異なっている点は、「二才」というシステムだと思います。誰しもが元服後、教える側になるということ。

教えるためには、学ぶ方の数倍の力が必要だと言われます。理解してもらうために、どうすれば良いのかも考えます。おそらく、薩摩の人材がもっとも成長したのは、「稚児」の期間ではなく、「二才」として「稚児」に教えている期間だったのではないでしょうか。

現代でも、この教育の考え方は広く使えるはず。教育という現場でなくとも、社会人になってからの勉強にも。人に「教える」という要素を勉強に取り入れることにより、成長の角度を鋭くすることができるはず。郷中教育の仕組みを参考に、勉強会を作りたいですね。

西郷隆盛 命もいらず 名もいらず西郷隆盛 命もいらず 名もいらず

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